PTA会費の謎
この前町内会の班長さんが赤い羽根共同募金と年末たすけあい募金の集金に来ました。
今まで特に気にせず払っていましたが、そういえば何で町内会で募金の集金をしてるんだろうとふと疑問に思いました。
大体、募金って自主的にするものじゃないのか?と。
しかも集金されたお金は本当に募金され正しく使われているのか、正直わかりません。
これも、調べてみると昔から続く問題のあるシステムだということが分かりました。
そして「昔からみんながやってる」という同調圧力や「自分だけ募金しなかったらおかしな人だと思われる」という差別を心配して渋々従うパターン。
PTAと同じですね。
で、そのPTAの会費は何に使われてるかはPTA総会で貰う資料に書いてあります。
書いてありますが、PTA活動の内容自体がよくわからないので収支報告を見てもその活動が必要か不要かまでは判断できません。
ただ、その中に「分担金」というものがあり、これは区のPTA協議会の会費のことで、自校では1家庭あたり月300円の会費の中から約27円が区Pの会費として支払われているようです。
そしてこれが市P県Pを通して日Pに月10円の会費(平成23年度から6円→10円に値上げされたみたい)を支払っていることになるようです。
つまり全国のP連加盟のPTA会員は、一生徒につき10円の会費を日Pに支払っているらしいです。(何で非会員である生徒につき?)
たった10円って思うかもしれないけど、全国のP連に加盟してる学校ってどれだけあるのってくらいたくさんあると思います。
そう考えるとかなりの大金を掻き集めてますよね。
それが日Pの運営費だそうですが、自称日本一忙しい前・日P会長さんはそこから報酬を貰っていたようです。
(当然現会長や他の役員もそうだと思いますが)
報酬とは言っても「役員報酬」という制度は廃止され、公益社団法人となった現在では、行った仕事に対して「給料手当」「臨時給料」「賃金」「退職給付費用」「雑役務費」「福利厚生費」「旅費交通費」などが支給されていると1年前の他サイトに書かれていました。
その頃は日Pの公式HP上で公表されていたようでリンク付けされていましたが、現在はそのページを見ることは出来なくなっていました。
(多分、もし会長や役員に「報酬」があるか聞いたら「ない」 と答えるのかもしれません。。)
逆に日Pから単Pに何の還元があるのか、いくら調べても私にはわかりませんでした。
というか、PTA会長にでもならない限り一般会員は単Pが上部組織にどう関わっているかなんて知らないままなんじゃないかと思います。
PTA会費は全てその学校の会員や児童たちのために使われていると認識していたのに、実はその一部が知らない大人のために必要性も不明な旅費や交通費などに使われているのって、どうなんでしょう?
末端のPTA会員とされる保護者は、色んな事情を抱えながら会費を支払い無償で働いているのに、具体的に何をしているのかわからない上部組織にはしっかり報酬がある。
その報酬を受け取っている人は、いじめを肯定し単Pの問題解決には消極的で、体が出せないなら金払えと言ってのけてます。
そんな人のために保護者はPTA会費を支払ってるわけではないと思います。
でも、この事実を知らずに「子供のために」「みんな払ってるから」「大したことない金額だから」「学納金の一部だし」と支払い続けている人って多いんじゃないかと思います。
PTA問題で保護者同士が揉めているのは日Pにとって好都合でしょうね。
PTA非会員に対して差別的な今の状況で、「任意加入」という言葉が知れ渡っても非加入や退会を実行する人の数は日Pの運営費に影響するほどのものではない。
非会員批判が多ければ多いほど、上部組織への甘い汁が減る心配がないということです。
「子供」という人質によって、保護者はいいように利用されてる部分も少なからずあるのではないでしょうか。
近所付き合いとか、世間体とか、助け合いとか、保護者同士の関わりとか、もちろんとてもとても大切なことだと思います。
PTAの中にも素晴らしい活動があるのかもしれません。
でも、いつまでも時代遅れでいざこざを引き起こすシステムに黙って従っているのは違うと思います。
例え少額であろうと、何故日P職員の給料を支払わなければならないのか?
PTA問題は単Pだけの問題ではないと思います。